精神科看護師のデメリット 4選

以前の記事では精神科看護師のメリットについて上げさせてもらいました。

まだ見ていない方はチェックしてくださいね!
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今回は精神病棟で看護師として勤務する上でのデメリットについて
お話していきたいと思います。

今後精神科に興味がある方の参考になればと思います。


①看護技術の向上が難しい


精神科では、その名の通り患者は精神的な疾患を抱えて入院されているので
身体的な問題が一般科に比べて少ない場合が多いです。

看護師の業務として、呼吸器管理や術後の全身管理、侵襲を伴う検査や処置の準備や介助など
知識や経験がとても重要になってくるものがたくさんあります。

しかし、精神科ではこういった看護業務はなく、
精神科単科の病院であれば、身体問題を診るには医師や設備等の限界があり
一般科病院へ転院させる対応がほとんどになると思われます。

なので、こういった様々な医療の場面で重要となってくる知識や経験を
培うにはあまり適した環境ではないと言えます。

私、夫Yasuも元々は総合病院にて勤務した後に精神病院へ転職をしました。

やはり転職後、年数が経つごとに徐々に学んできたことが薄れており
身体的なアセスメント能力は低下していると感じています…(;^ω^)


特に新入職で看護師になる方は、はじめは総合病院などで勤務して
いろいろな医療の現場を経験して看護師のスキルを身につけてから
精神科への転職を視野にいれてもいいかもしれませんね!


でも精神科では精神科でしか学べない知識や技術もたくさんあるので、
それぞれの良さはあるかと思います。

②給料が下がる

看護師が働く上で、精神科は一般科に比べて給料が安くなる傾向にあると
聞いたことがあるのではないでしょうか。

実際に私は転職前後での給料を比較すると
基本給はさほど変化はありませんでしたが、
もともとあった家賃補助2万6千円がなくなったので毎月の給料は下がりました。

またボーナスに関しても、額面で年10万円くらいは下がりました。


ただ、看護師の給料は一般的な会社員と比べて
様々な手当や残業代、夜勤の回数などでかなり違いは出てくるかと思われます。

どの病院であっても
夜勤が1~2回/月変わるだけで、1~3万円は変わるのではないでしょうか。

なので、精神科であるからといって勤務する条件によっては
一概に一般科と比べて給料が下がるとは言えないのかもしれませんね。


でも、治療・検査・処置の内容は一般科の方が多岐にわたっており、診療報酬の面や
残業はやはり精神科では少なめな病院が多いことから
給料自体は下がる傾向にはあるのかなとは思われます。


③暴言、暴力を受ける場合がある

精神科では統合失調症やうつ、双極性障害など多くの疾患を抱えた患者が入院します。

特に統合失調症では幻覚、妄想、幻聴など
双極性障害では気分高揚し感情のコントロールができないことなどが症状としてあり
時としてそれらの症状に左右され、他者に危害を加える行動に出る場合があります。

明らかに精神状態が悪い患者の場合では
最初から複数名のスタッフで対応したり
保護室(ほとんど物がない個室)で対応したりを対処をします。

しかし、精神状態が落ち着いていたと思っていた患者でも
何か些細なきっかけで急激に精神状態を悪化させて他者に危害を加える場合もあります。


患者もしたくてしているわけではないことは重々承知していますが、
精神領域で勤務するにあたっては避けては通れないリスクと言えるでしょう。

私は暴力行為を受けたことはありませんが、
患者から暴言を言われることは日常茶飯事ですね(;^ω^)
あまり気にしないようにはしていますが、あまりに理不尽な時はイラっとしますね(笑)

こういったストレスに耐えられる方は是非、精神科看護師になりましょう!

④ショッキングな場面に遭遇する場合がある


暴言、暴力とはまた少し違いますが、妄想に左右されたり、極度のうつ状態にある患者が
自傷行為や自殺企図に及ぶ可能性があります。

私の病棟では、入院時に持ち物の確認をして危険物(刃がついたものやロープになるもの、火器)は
基本的には持ち込みは禁止としています。
なぜなら、それらのものを使った危険行為を未然に防ぐためです。

しかし、人間やろうと思えば、様々な日用品を代用して危険行為に及ぶことはできます。
極端な話をすれば衣類で首を絞めることだって可能でしょう。
なので、危険物をなくしたからってすべてを防ぐことはまず不可能なのです。


私は精神科へ転職して3年ほどになりますが、
スマホの充電ケーブルを使って首吊り自殺をされた患者
妄想に左右されてしまって自分の舌の2/3ほどを嚙みちぎった患者
などを見てきました。ほんの一例です。


一般科ではまず経験することはないですし、
日々、こういったリスクを考慮しながら患者対応にあたらなければならない
ストレスを抱えることも大きなデメリットです。




精神科にかかわらず、看護師の仕事は人対人はついてまわるので
少なからずいろいろなストレスはあると思います。


夫:Yasu<br>
夫:Yasu

結局はどの科でも大変だよね~~~

今回は精神科看護師のデメリットを4つ紹介させてもらいました。
正直もっと話そうと思えば話せますが、あまり長くなっても仕方ないので
今回はこれくらいにしておこうと思います(笑)

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