精神病棟の看護師の1日

今日は精神病棟勤務の看護師業務の1日について紹介します!

精神科に興味がある方の参考になれば幸いです!

8:30 病棟到着

一般科と違って、患者さんの状態が目まぐるしく変化するわけではありません。

早めに出勤して急いで情報収集する必要もあまりないので

始業の15分前くらいに病棟に着いてますね。

前の病院では1時間も前残業してたので天国です(*’ω’*)!

8:45 始業、申し送り

全体で特記事項がある患者さんの申し送りがあります。

あとは夜勤、日勤のリーダー間で患者一人ずつの申し送りをします。

9:00 部屋担当の検温、処置

日勤での受け持ちはだいたい10人前後です。

担当患者さんの検温に回ります。

基本は熱と脈拍のみで、血圧は毎回は測りません。

まだまだコロナが流行っているので熱発には注意が必要です。

精神で入院されているので身体的な問題はあまり多くありません。なのでバイタルサインもほぼほぼ安定している方が大半ですね。


医療処置も多くはありません。あったとしても血糖測定やインスリン注射とかですね。


一般病棟より不穏患者さんの対応は多いと思います。

粗暴行為にも発展することがあるので、男性スタッフは重宝されますね。

10:00 入院処理

わりと入院は多いです。

予定入院以外にも緊急入院も追加で増えることもしばしば。

多くて5件の時もあるので、その時は慌ただしくなります。

中には事件を起こして警察に保護されて入院に至るケースもあって、来棟してすぐに筋肉注射で鎮静、隔離、拘束といったハードな対応も時には必要です。

家族背景も特殊で、スムーズにいかないことも多くあります。

うつによる自傷行為や妄想に左右されて他害行為に及ぶ場合も想定されるので

入院時の荷物の持ち込みのチェックは重要です。

(実際にカッターを隠して持ち込んでリストカットに及ぶケースもありました。)

11:00 休憩

休憩は前半、後半でわけてます。

1時間びっちり休憩にいきます。

12:00 配膳、配薬

ADLが自立している方が多いので、基本的には配膳のみで自己摂取されます。

食事介助がいる方は数名程度です。


内服拒否のある患者もいるので、内服確認はしっかり行っています。

もしかしたら精神病棟での配薬は患者を一列に並ばせて次々に飲ませていくイメージがあるかもしれませんが、

そういったことはなく、それぞれの病室に行って配薬を行っています。

13:00 入院処理の続き、担当患者の対応

午後からは入院をとったり、午前中にとった入院処理の続きをしたり

患者さんの訴えの傾聴をしたり、気分転換に同伴外出に出たりします。

訴えの内容も様々で、うつの不安とか不定愁訴とか妄想言動などがあります。

例えば妄想では

「私は柱で○獄さんに会ったことがある!」とか

「天皇の血筋だから近寄るな!」とか…。


不穏な患者さんであればNsコールを連打することもあって

その対応で手をとられてしまうこともあります。

16:00 記録

電子カルテに看護記録を入力します。

入院日数が長くなっている患者の場合には記録は週1回でよかったりもするので、とても楽です。

ラッキーな時には受け持ち患者が10人いても記録0の時なんかもありますよ。

17:00 終業

残業はほぼほぼありません。いいですね~。

ただギリギリの緊急入院があったりもするので、その時は遅くとも1時間くらいの残業をします。






いかがでしたか?

ざっくりですが、精神病棟での看護業務の1日を紹介してみました。

参考になれば幸いです(*’ω’*)!

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