無痛分娩体験記② 妻:Nana目線

子育て


皆さん、日々の看護お疲れ様です(*’ω’*)!


前回の記事の続きを書いていこうと思います!

まだ見ていない方はチェックお願いします!無痛分娩体験記①


入院してからは今すぐ産まれるというわけではありませんでした。

主治医の見立てではおそらく半日あるいは今日中に産まれてくれるかな?という感じでした。


長いなーとは思いつつも、出産への恐怖心や動揺というのは意外とあまりありませんでした。

寧ろ、夫であるyasuの方が動じていたような気がします。


この心の余裕は無痛分娩をすることから来ていたと思います。

本来であれば、子宮口5センチくらいまでは無痛を入れない予定でした。

しかし、夜中でお産も中々進まないだろうし、無痛をいれて夜中寝て、体力を温存しようという主治医の提案で早速無痛を使うことになりました。


まずは末梢静脈路確保。

回リハ病棟ではほぼ出番のない20ゲージでしたが、なんとここの病院ではリドカインテープを貼ってくれてからの確保でした。

元々、血管が細いタチなので刺し直しにはなったものの、地味にありがたかった点です。


そして、いよいよ腰部の硬膜外にカテーテルを入れていくのですがさすがにちょっと怖かったです。

硬膜外だしまぁ大丈夫だろと、一般の方より麻酔への不安は薄いもののいざ立ち向かうとやはり怖いものですね。

表面麻酔をしてから、膝を抱えてエビの様に丸くなって、穿刺。

痛みはほぼ無いに等しいのですが、何かいらわれている感じが何とも気持ち悪かったです。

薬剤はおそらくマーカイン?を注入し、徐々に足の感覚が鈍くなりました。

生暖かく感覚鈍麻があるような感じになり、足の動かしずらさを覚えました。


そして、肝心の陣痛についてです。

無痛を使うまで、下腹部にゆっくりとボディーブローをいれられ圧迫されてかつめり込まされるような感覚でした。

なんというか、臓器を押し潰されているような…。

合間に、刃こぼれした様なナイフでじわっと切られているような鋭い痛みもありました。


耐えれないことはないのだけど、かなり辛い。そんな痛みでした。


それが、無痛になってからは完全になくなりはしないものの大分緩和しました。

NRSでいえば5-6が2-3くらいになったのかなと思います(*’▽’)

無痛いれてからの陣痛は、お腹が張るもしくは重力をかけられているなー程度のものになりました。


しかし、この麻酔は持続時間は2-3時間程度。

1時間半くらいで徐々に切れてくるのがわかりました。

もちろん入れすぎたら、お産の進行が遅延するリスクはあるもののスタッフと相談しつつ体力温存のため大体3時間ペースで麻酔を追加しました。


ちなみにyasuはベッド周囲の物品を整えてから0時過ぎには一旦帰宅しました。

1時に麻酔をいれてもらい寝ようと心掛けたのですがやはり眠れるものではありませんでした。

まぁ、私が元々不眠気味というのも関係してはいるとは思いますが。

ほぼ3時間毎に麻酔を追加していたのですが、それに追随してNSTも付けなければいけずどうしてもモニターを見てしまいました。

NSTも赤ちゃんが眠ってしまうので45分くらいついている時もありました。

ただ、そんな中でも4時頃に約30分は寝れたような気がします。


無痛のおかげで痛みはマシになったものの、なぜか私は胃痛がありました。

差し込むような痛みとともに若干の吐き気。

陣痛の一部かもしれないと様子観察にはなったものの、これも地味に辛かったです…。

無痛がきいているため、胃痛の方が私はしんどかった印象です。


8時には朝食だったのですが、おにぎりと魚の塩焼きとサラダ。

朝からきついなーと思いつつ、長丁場へ臨むことを考えて何とか完食。


そして、9時に改めて診察。子宮口は7センチ開いていました。

眠れないながらも着々とすすんでいたみたいです。

7センチというと結構進んでいるという感触ですが主治医からはあと半分ってとこかなと言われ、落胆しました。

でも、陣痛は不規則だけど良い感じに来ていると言われました。

NSTの数値も100と振り切っていても、余裕があるのは無痛様々でした。


そして、10時にyasuが再び病院にきました。

大丈夫?できることある?と聞いて気遣いしてくれるものの、スマホで漫画を読む姿に苛立ちを憶えました。

19番目のカルテという漫画で今後に活かせる内容だったそうです。

あなたが今みるべきは他人のカルテではないのではないのでしょうか?

夫:Yasu
夫:Yasu

無料で4巻まで読めたけど、おもしろかったよ~。

7月から松潤が主演でドラマ始まるんだって~。

おすすめです~~~

妻:Nana
妻:Nana

この、ばかちんが!!!!



と、それはさておき。

段々と感覚が変化していきました。なんか、便がでそうな感じだけど出ない。これは、、。

看護師さんに報告。

11時過ぎに再度主治医による診察、子宮口全開でした。

主治医
主治医

子宮口も全開だね。あと1時間半くらいで生まれるよ。

よし、30分後には分娩台行こう。


そこからは早かったです。

麻酔の影響で立ち上がるのがやっとで、看護師さんとyasuとに両脇を抱えられて何とか10mほどの分娩台まで歩きました。


そして、介助されながら何とか分娩台に上がりました。

正午前、更に麻酔を追加。そのおかげで1番痛いはずである時間帯でしたが、NRS1程度の痛みでした

というか陣痛がわからないこともあり、いついきむべきかの感覚が不明瞭でお腹の張りを手で確かめて陣痛の波を感知したりしていました。


看護師さんや主治医から呼吸法を指導されつつ、いきみました。

結構、いきみ方は上手かったみたいでお産は着々と進行しました。

粛々といきむのと深呼吸を繰り返し、5.6回目だったでしょうか。

主治医
主治医

髪の毛見えてるよ。あと5分で生まれるよ。

妻:Nana
妻:Nana

あと、もう少し…!

でも、陣痛のタイミングがよくわらかん…!


ついに、排臨。あともうちょっと、踏ん張りました。


ただリズム感のない私は、看護師さんの深呼吸の合図にタイミングがずれてしまうことが多く、裏拍っぽくなっていきみの出力が控えめになってしまうことも。

そんなこんなをまた繰り返して、必死で踏ん張って12時半に手が届こうかとしたとき。

はい、止めて、もういいよ。浅ーく呼吸して!

下の方でぬるっとした感触、何かが通っている感覚。数秒で終わる。

はい、出ましたーと看護師さんの声かけ。追って、おぎゃあと甲高い声がきこえました。


12:29、誕生。


元気な泣き声が分娩室に響きました。

それに伴い、なぜか私の目にも涙が溜まる。

嬉しいとかそういう感情も勿論あるのですが、どちらかというと本能で涙が出てきたような不思議な感覚でした。


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